気象災害 雨
大雨
大雨 参照JISピクトグラム 洪水・内水氾濫
JISピクトグラム 土石流
台風
台風 参照
JISピクトグラム 洪水・内水氾濫
JISピクトグラム 土石流
河川洪水
河川区域の流量が限界を超え周囲に水害をあたえます。
JISピクトグラム 洪水・内水氾濫
内水氾濫
堤防河川区域外を内水といいます。居住区域の排水が限界を超え浸水害となります。
JISピクトグラム 洪水・内水氾濫
外水氾濫
堤防河川区域内を外水といいます。河川の堤防から水が溢れ、または破堤して居住区域が浸水すること。
斜面崩壊
大雨、集中豪雨により地形斜面が崩れます。自然に移動することを地すべりといいます。
JISピクトグラム 崖崩れ・地すべり
土石流
大雨、集中豪雨により山腹土砂が一気に流出します。速度は40km/hと早く瞬く間に流入地域を破壊します。
JISピクトグラム 土石流
気象災害 雪
降積雪
雪は降り積もるとさまざまな障害をもたらします。家屋の損壊、ライフラインの被害、各交通のまひ、歩行中の転倒及び屋根からの転落による負傷などがあります。
雪崩なだれ
山腹の積雪が斜面を滑り落ちることをいいます。真冬の全層雪崩と春先の表層雪崩があります。表層雪崩は速度が速く特に危険です。
降雹(こうひょう)
直径5mm以上の氷塊が降る現象であり、5mm未満の氷塊を霰(あられ)といいます。積乱雲の雷雨とともに発生しますが晴天時でも発生します。日本では初夏に多く、農作物、家屋、車両に被害を与えます。
霜
空気中の水蒸気が昇華し物質表面に着氷する現象です。主に農作物への被害があります。
気象災害 風
強風
気象用語では 平均風速 10m/s以上 15m/s未満の「やや強い風」 15m/s以上 20m/s未満の「強い風」 20m/s以上 30m/s未満の「非常に強い風」 30m/s以上の「猛烈な風」 と表現します。各地域の注意報、警報でエリアが確認できます。
たつ巻
竜巻 突風 参照
高潮
台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。 低気圧による吸い上げ効果と強風の吹き寄せ効果があります。
(吸い上げ効果)気圧が1hPa低下すると潮位が1cm上昇します。950hPaから900hPaの変化で50cm上昇します。 (吹き寄せ効果)低気圧の強風が海から陸地へ吹くと海岸の潮位が上昇します。 潮位の変化は風速の2乗となり、風速が4倍となると潮位変化は16倍です 。
JISピクトグラム 津波・高潮
波浪 (海岸侵食)
海上で風が吹くと、海面には波が立ち始め、波は風下に向かって進んでいきます。 波が進む速さ(以下、波速)より風速が大きければ、波は風に押されて発達を続けます。 このように、海上で吹いている風によって生じる波を“風浪”と呼びます。 この波浪によって海岸から土砂が減少し汀線が後退する現象を海岸浸食といいます。
気象災害 雷
落雷
積乱雲の内部で氷結した粒子同士の摩擦により高電圧の静電気が発生します。その高電圧が0電位の地表へアーク放電することを 落雷といいます。
周囲のより高い場所に落ち場所を選びません。
直接人体に落雷する直撃雷のほか、近くの樹木から人体を通電していく側撃雷 での死傷事故もあり樹木や鉄塔などに近よらないようにしましょう。人への直接被害のほか森林火災の原因です。
樹木を伝わる側撃雷実験
雷サージ
落雷時、家庭やオフィスなどの家電製品などにダメージを与えます。
集合住宅や建築物の避雷針に落雷する直撃雷サージと樹木や地面に落雷し猛烈な電磁界により、その近傍の電線などに電流を生じる誘導雷サージがあります。
気象災害 気候
干ばつ
長期間に降水がないこと。農作物に深刻な影響を与え、山火事などが発生しやすくなります。
冷夏
平年平均気温の低い夏をいいます。要因ははっきりしておらず、火山の噴火が原因であったこともあります(インドネシアのタンボラ山)。 干ばつと同様に農作物に深刻な影響を与えます。
地震災害
地震
地震 参照
液状化
地震により水分を多く含む砂質土が液状になることをいいます。主に港湾埋め立て区域に発生し、比重の大小により沈下、浮上などが発生します。これにより道路、構造物などに被害を与えます。斜面崩壊
斜面表層の土砂や岩石が地中のある面を境にして滑り落ちる現象です。斜面崩壊は大雨のほか地震による震動がきっかけとなり発生します。
JISピクトグラム 崖崩れ・地すべり
岩屑なだれ
さまざまな大きさの土砂・礫・岩塊などが混然一体となり,それ自身の重みによって動かされ,流体のような振る舞いをして高速運動するのが土石流や岩屑なだれです。
津波
津波 参照
JISピクトグラム 津波・高潮
地震火災
地震振動による家屋の損傷により電気、ガス、暖房器具を原因とする火災が発生します。 本震の後の短時間内に一斉に出火し,その件数は建物倒壊数に比例して増大します。震動が大きいほど住民の初期消火率は低くなります。
JISピクトグラム 大規模な火災
噴火災害
降灰
火山噴火において砕けた直径2mm以下の火山岩が降ることをいいます。呼吸器官への健康被害のほかライフラインに影響をあたえます。
噴石
爆発的な噴火によって火口から吹き飛ばされる直径約50cm以上の大きな岩石は、風の影響を受けずに火口から弾道を描いて飛散して短時間で落 下し、建物の屋根を打ち破るほどの破壊力を持っています。
被害は火口周辺のおおむね2~4km以内に限られますが、過去、大きな噴石の飛散で登山者が 死傷したり建造物が破壊される災害が発生しており、噴火警報を活用した事前の入山規制や避難が必要です。
火山ガス
火山地域ではマグマに溶けている水蒸気や二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素などのさまざまな成分が、気体となって放出されます。
ガスの成分によっ ては人体に悪影響を及ぼし、過去に死亡事故も発生しています。
溶岩流
マグマが火口から噴出して高温の液体のまま地表を流れ下るものです。
通過域の建物、道路、農耕地、森林、集落を焼失、埋没させて完全に不毛の地と化します。
地形や溶岩の温度・組成により流下速度は比較的遅く基本的に人の足による避難が可能です。
火砕流
高温の火山灰や岩塊、空気や水蒸気が一体となって急速に山体を流下する現象です。規模の大きな噴煙柱や溶岩ドームの崩壊などにより発生します。
大規模な場合は地形の起伏にかかわらず広範囲に広がり、通過域を焼失、埋没させ、破壊力が大きく極めて恐ろしい火山現象です。
流下速度は時速数十kmから百数十km、温度は数百℃にも達します。火砕流から身を守ることは不可能で、噴火警報等を活用した事前の避難が必要です。
火山泥流
広範囲の建物、道路、農耕地が破壊され埋没するなど大規模な災害を引き起こしやすい火山現象です。
山体崩壊
多様な性質をもつ噴出物が積み重なって構成されている火山は本来的に不安定です。この不安定な山体は噴火や地震を引き金として大崩壊を起こします。 被害は火山災害一式となり甚大になります。
岩屑なだれ
岩屑なだれ 上記 参照
地形の安定化
地形はより安定した形状になっていきます。降水量増加による土壌含水量の増加や地震で地形の安定化は促進されていくものと思われます。 地球温暖化に伴い降水量は増加しています。今後土砂災害の被害が増えると予想されますので御自身のお住いの危険度を国土交通省ハザードマップでご確認ください。
国土交通省ハザードマップ
国土交通省ハザードマップ